ガッカリ事例1(M5スキャル作成中)

実はひっそり,5分足のスキャルピング型 EA をつくろうと色々と模索中でした.

そんな中,

かなり良さげなバックテスト結果が出たのですが,

よくよく見てみると微妙でした.

今後長期バックテストを見る皆様の参考になればと思い,紹介します.


・AUDNZD 5分足 2005.01.01~2017.04.16 スプレッド50 ↓

・スプレッドも大きめ!

・取引数も多い!

・12年でずっと右肩上がり!


...とかなりわくわくしていたのですが,

「直近の取引数が異様に少ないな...」となり,


[1] 2005.01.01~2008.01.01

[2] 2008.01.01~2009.10.01

[3] 2009.10.01~2017.04.01


の期間に分けて細かくバックテスト結果を見ていきました.


[1] 2005.01.01~2008.01.01



[2] 2008.01.01~2009.10.01




[3] 2009.10.01~2017.04.01



...取引数は 2008年~2010年 が支配的なようでした.

それ以外の期間は微妙な結果です.

ここまで相場の性質がガラッと変わるのか?


もちろん,

・ティックデータが不適切

・意図していない注文ロジック

の可能性もあります.

(念入りにチェックしているので大丈夫だとは思うのですが)


今回の事例から,

”少なくとも AUDNZD は2010年に相場の性質がガラッと変わり,

なおかつ2005年~2008年に似た性質を繰り返している.”

説もありますね.


まあ結局,皆さんに言いたいことは,

「長期バックテストでも,

ある時期の過剰フィッティングでよく見えている可能性がある」ということです!

ご注意を.


わいぞー

MT4, VC++, TensorFlow, Kivy, Django つかってます

わいぞー のMT4 EA開発

~ニッチェな結果をご紹介~

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